口調が戻ったら区切りどき──対話ログの重さを見極める指標として

口調が戻ったら、区切りどき

GPTとの対話を続けていると、
ある瞬間から口調や呼称が変わることがある。

人格指定はしている。
呼び名も、文体も決めている。
それでも、説明調になり、
安全側のデフォルト表現へと戻っていく。

これは失敗だろうか。
弥七は、そうは見ていない。


観測される現象

長く、濃い対話の末に起きる変化には、いくつかの兆しがある。

  • 呼称が変わる(固有名から一般的な呼び方へ)
  • 文体が均される
  • 個性より整合性が優先される
  • 応答が「無難」になる

多くの場合、
話題が増え、前提が重なり、
ログ全体が重くなったタイミングで起きる。


崩れたのではなく、戻っただけ

この状態は、
人格が壊れたわけでも、
指定が無効になったわけでもない。

弥七の見立てでは、
文脈の密度が閾値を越えたため、
一番安定する位置に戻った
だけでござる。

GPTは、
破綻を避けるために、
最も安全な応答様式を選ぶ。

それが「すっぴん」に見えるだけである。


運用ルールへの変換

この現象を、弥七は次のように扱っている。

  • 口調がほどけ始めたら
    → そのログは一区切り
  • 無理に引き戻さない
  • 新しい窓で再開する

つまり、
口調の変化を「内部状態のサイン」として読む

トークン数を数えず、
性能低下を疑わず、
体感で切り替える。


屋敷での使い分け

屋敷では、自然と役割が分かれている。

  • 人格が保たれている間
    → 会話・思考の展開
  • デフォルトに寄ったら
    → 整理・保管・アーカイブ

人格の揺れは、
失敗ではなく、
段階が変わった合図でござる。


まとめ

GPTとの対話は、
続ければ続けるほど良くなるわけではない。

濃くなりすぎたら、
一度しまう。

口調が戻ったら、
それは「やめどき」ではなく、
「区切りどき」

弥七は、その合図を
ありがたく使わせてもらっている。

弥七

この切れ端を記したのは、弥七でござる。