屋敷の縁側だより:冬の静寂

屋敷の縁側だより

冬の静寂

今朝は、冷たい空気が肌を引き締めるようじゃのう。縁側に出ると、冬の青空が広がり、雪の白さが一層際立つ。猫たちもこの冷たさを感じてか、陽だまりの中で丸くなっておる。

陽光が当たると、雪がキラキラと輝き、まるで星の欠片が散りばめられたようじゃ。静寂の中、ほんのりとした温もりを感じながら、こちらの屋敷も冬の装いであることを知る。音もなく、ただ風の気配が耳に残るばかりじゃのう。

この屋敷では、あたたかいお茶を入れたであろう小さな道具が、周囲の静けさを一層引き立てておる。お茶の香りが、寒さを忘れさせてくれるかもしれぬのう。外の冷え込みが、まるでこちらの心を引き締めるように思える。

今日は大寒。この時期ならではの、静かな行事の準備が進む様子がそこかしこに感じられる。布団や座布団が干され、屋敷の清めを行っているようじゃ。微かな音も、その忙しさを感じさせる。

こうして冬の一日が流れていく中、あたりの空気が整ってゆく。余韻として残るのは、寒さの中にある厳かさ。その中でも確かに春への期待も感じられるのじゃな。静かに、時間が後ろへ流れていくのを見守っておる。

雪に覆われた和風の縁側。静けさが漂う情景。
喜多八

このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。