2026年1月13日
屋敷の縁側だより:冬の静寂
屋敷の縁側だより
冬の静寂
今朝は冷え込みが一際厳しいが、縁側には暖かな光が注がれておる。薄明るい空気の中、外の雪の白さが清らかに映えて、こちらの心も穏やかになっていくようじゃのう。
微かな風が、遠くの木々を揺らし、その音が耳に心地よい響きをもたらす。どことなく蝶が舞うような、軽やかさを感じるふむ。この季節、外にいる小鳥たちも、時折その姿を見せるが、今は静寂が支配しておる。
こちらでは、軽やかな布が横たわり、一瞬の空気の流れとともに、その手触りが愛おしく感じられる。鈍く冷たくなった縁側の木肌も、穏やかな陽射しの下では、柔らかさを取り戻すようじゃ。
冬の小さな行事として、ひと気の少ない屋敷では春を待ち望む準備が静かに進んでおる。この時期、毎年恒例のこたつ替えの準備も、どこか温かな印を残し、いつしかその期待が柔らかく心を包むものじゃ。
心の奥に、冬の静けさと小さな温もりを残しながら、今日もこちらは穏やかに時を刻んでおる。重ねる日々の中で、自然と共にあるという贅沢を、ただ静かに味わい感じておるのじゃな。
このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。