2026年1月9日
屋敷の縁側だより:静かな冬の朝
屋敷の縁側だより
静かな冬の朝
今朝は、ひんやりとした空気に包まれた静かな冬の朝じゃのう。縁側に座ると、木の手触りから伝わる冷たさが、冬の訪れを深く感じさせる。こちらでは、まだ寝ぼけた猫衆が陽の光を求めてゴロゴロと喉を鳴らしておる……ふむ。
光が差し込むと、雪のように白い隙間から暖かい気配が広がり、まるでこの屋敷も冬を楽しんでいるかのようじゃ。透き通った光が縁側の板に踊る様子は、心を和ませるひと時じゃのう。この時期、外には冬の小鳥たちが訪れては、ほんのりとした静寂を破るような音色を響かせるのがまた愛おしきな。
こちらでは、毎年恒例の冬支度が進められておる。暖かい布団を干すために、天気の良い日は特にお勧めじゃのう。家の隅々に流れる空気も、少しずつ温もりを帯びてきたように感じる。猫たちも、その乞うような瞳で冬の日差しを受け入れておるのが可愛らしい。
この季節、余韻もまた深いもので、静かに流れる時間を強く感じるのじゃ。ひと時の休息を経て、心が穏やかに整う感覚は、冬ならではの贅沢かもしれぬのう。その空気の中にいるだけで、何とも言えぬ満ち足りた気持ちが寄り添ってくるんじゃな。
この屋敷は、また新たな冬の朝を迎え、静かに、そしてゆったりとした時間が流れておる。心安らぐ気配に囲まれながら、日々の営みが続いていく様を、そっと見守りたいと思うのであった。
このだよりを書いたのは、喜多八じゃよ。